12月27日日曜日は、東海愛知新聞特別連載でした。

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補聴器屋さん×SDGs

2015年、国際連合本部において「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択され、SDGsがスタートしました。

よくカラフルなバッチとともに皆さんのお耳にもSDGsエス・ディー・ジーズが、度々登場しているかもしれないですね。日を追うごとにSDGsの認知度は高まっていると感じます。2020年7月17日に岡崎市も「SDGs未来都市」に選定されました。

SDGsエス・ディー・ジーズとは?

(持続可能な開発目標(SDGs)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。 SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます。


※外務省ホームページより。


あいち補聴器センターは、2010年のデコ補聴器より「聞こえの応援団活動」を続けてきました。聞こえの応援団活動が、このSDGsエス・ディー・ジーズ趣旨に沿っていると思い紹介させて頂きます。

補聴器屋さんは補聴器を販売するだけではない

一人の女の子との出会いが補聴器屋さんは、補聴器を販売することだけではないと気づかせてくれました。

最初は、補聴器が嫌いな女の子がどうしたら笑顔で補聴器を使ってもらえるか考えて、デコ補聴器など何ができるか一生懸命でした。女の子の困りごと、補聴器が恥ずかしい、つけたくないはみんなの困りごとでした。

さらに聞こえに関する様々な困りごとを感じることができるようになり、聞こえに対して自分の立場で何ができるか考えて行動し続けました。

それが現在の「聞こえの応援団活動」に繋がっております。

具体的には、補聴器イメージ変え、ネイルのようにデコレーションする「デコ補聴器」や日本語字幕のある邦画上映を通した「映画のバリアフリー」、音楽を楽しむことで難聴児と健聴児の垣根を取り払うイベント開催など。難聴者の「あったらいいな」を実現する一方、難聴障害と難聴者にとって視線を気にしがちな補聴器に対する地域社会のイメージと意識の変化を図っています。


№10 人や国の不平等をなくそう


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「デコ補聴器」は「隠したいもの」から「自慢したいもの」に変える取り組み。

多くの難聴者(特にお子様)は補聴器をつけることに恥ずかしい、隠したいというコンプレックスがあります。デコ補聴器はそんな思いを前向きに変えていく。

そして地域社会にもっと難聴と補聴器への理解を深めてもらいたい」という思いから、福祉行事、高校、大学、聾学校などでデコ補聴器の制作を体験してもらうイベントを開催し、難聴・補聴器の理解を深めています。


№11住み続けられるまちづくりを


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難聴者から頂いた「邦画を映画館で見て、みんなと同じタイミングで笑いたい!」という声。

5年以上前から愛知県内で毎月、日本語字幕に対応した邦画を上映する映画館を店頭、HP、ブログなどで紹介。多くのボランティアの協力を得て、難聴・健聴関係なく楽しめる「岡崎字幕映画祭」を開催。上映では会話、効果音など全て字幕が付いた。

近い将来、全ての映画館で、字幕が選択できる社会になることが夢であり、目標です。


№5 ジェンダー平等を実現しよう


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難聴児、身体・知的障害児、健聴児が一緒に楽しむ音楽ワークショップ「音あそび」。

障害の有無に関係なく、南米音楽を一緒に楽しんでもらうことで相互理解につなげてもらうイベント。毎年、30人ほどが参加している。

歌を歌ったり、笛を吹いたり、太鼓を叩いたりします。音楽というテーマで同じ空間、空気を共有することは多様な存在を一つにする力を持っていると感じます。毎年2月に開催。毎年のライフワークです。

※今年は新型コロナウイルスの影響により開催を断念致しました。

№3 すべての人に健康と福祉を


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補聴器屋さん用コミュニケーションボード (1)
補聴器をつけて頂いてもすべてが聞こえるようになるわけではなく、顔が見づらい場面や電話などは聞きづらくなる場合が多くあります。店舗では筆談や文字起こし、コミュニケーションボードの活用などお一人おひとりの聞こえに合わせた配慮が必要と感じます。

お店に来れない場合や電話が難しい方へはオンライン予約、オンライン補聴器調整、SNSの活用など音声がなくてもコミュニケーションが行える仕組みを運用することで予約、相談ができないなどをなくしていきます。これらの配慮をあいち補聴器センターでは、難聴者サポートとし今後も課題に対して増やしていきます。

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私は、聞こえを改善することが社会を変えていくことに繋がっていると思います。


社会が変われば、世界が変わる!

聞こえをより良くし、世界もより良く変えていくために、これからも声を上げ続け、活動を続けていきます。

すべては『聞こえ』のために!!