イヤモールドとは?
耳かけ型補聴器向けの、透明なアクリル素材またはやわらかいシリコン素材などを用い、耳の形に合わせ作られるオーダーメイドの耳せんのこと。
イヤモールドを作る理由
・ハウリング(ピーピー音漏れ)防止のため…ハウリングは耳から音が漏れることで起こります。ご本人様の耳の型をお取りして作成しますので、音が漏れにくく、ハウリングの防止ができます。
・耳から落ちにくくなる、フィット感向上のため…ご自身にあった耳せんになりますので、ピッタリ耳にフィットして落ちにくくなります。
・補聴効果を上げるため…音が漏れにくく、音が伝わりやすくなるため、比較的補聴効果がでやすくなります。
イヤモールドの上手な使い方(お手入れ方法)
イヤモールドは耳の中に入れるものですので、耳垢等の汚れがたまりやすいです。お手入れをせずにそのまま使用することで、菌が繁殖し、悪臭がしたり、変色の原因となります。また、劣化がしやすくなり、不快なハウリング(ピーピー音)がしやすくなります。毎日使用するものですので、しっかりとお手入れをして清潔に保つことが大切になります。
ご自宅でできるお手入れの仕方(イヤモールドの洗浄方法)
必要なもの…イヤモールド、清潔なタオル、ぬるま湯、エアブロアー(持っていた場合)
①耳から補聴器を外し、洗浄する準備をします。
洗浄するときに大切なことはイヤモールドのみ取り外すことです。下の写真のように補聴器は本体、チューブ、イヤモールドの3つの部分でできています。この3つの部分のイヤモールドのみ取り外してください。
取り外す際にチューブを触ってチェックしてみてください。チューブが硬くなっていたり、抜けやすくなっていたり、黄色に変色をしている場合はチューブの交換をお勧めします。当店でも無料でチューブ交換ができますので、その場合は是非ご来店ください。
②イヤモールドをぬるま湯で洗浄します。(熱いお湯はイヤモールドが変形してしまう恐れがあります。また冷たい水よりもぬるま湯の方が汚れが落ちやすいです。)指・または歯ブラシなど小さいブラシで軽く表面の汚れを落としてください。あまり強くゴシゴシしてしまうと、イヤモールドが傷ついてしまいますので、優しく洗ってください。
③洗浄を終えたら、水滴をタオルで拭き取ります。イヤモールドの中に入った水はエアブロアーという道具を使うか、エアブロアーをお持ちでない場合は陰干しをしてください。太陽の光はイヤモールドを劣化させてしまうので、必ず陰干しをして頂くことがポイントとなります。
エアブロアー↓
④イヤモールドの水滴を落としましたら、一度補聴器をつけて音を確認してみてください。この時に音が小さくなっていたりした場合はもう一度水滴をよく落とし、きちんと乾燥させてください。
以上が洗浄の流れとなります。イヤモールドが劣化すると、耳にも聞こえにもよくありませんので、きちんと清潔に保ちましょう。是非上記の方法を一度試してみてください。
水滴を飛ばす場合に登場したエアブロアーは当店のネット通販でも販売しておりますので、ご興味がある方は是非お求めください。
【当店が行っているネット通販】
また、現在お使いのイヤモールドが合わなくて悩んでいる…という方はこちらのブログを是非ご覧ください。
【イヤモールドが合わない方へ】「イヤモールド」製作相談はあいち補聴器センターまで!【耳かけ型補聴器用】
———
TEL&FAX:0564-24-4733
受付時間:10:00~17:00(水曜定休)
所在地:444-0862 岡崎市吹矢町69
※水曜定休日 営業10時~17時まで
コメント